無雙庵 枇杷 宿泊レポート

外観西伊豆・土肥温泉の「無雙庵 枇杷(むそうあん びわ)」に泊まってきました。チェックインは14時からで、フル滞在するつもりで14時に宿に着きました(笑)。旅館の方に出迎えられ、まず宿に入ってすぐにある半個室の食事処に通された。喫茶店なみのメニューから飲み物を選ばせてもらい、私はコーヒー、彼氏君はグレープフルーツジュースを出してもらってチェックイン手続きをしながら、まず一息つく。チェックイン後、お部屋へ。ここのお宿はすべて離れ形式のお宿で、平屋タイプ4室とメゾネットタイプ4室の8室のみ。どの部屋になるかを当日まで楽しみにしていた。通されたのはメゾネットタイプの「潮(うしお)」というお部屋。うわーすごい落ち着く。広い。大きなソファと風流な囲炉裏、デッキにはブルーの陶器の露天風呂。山の上の宿だから部屋から海が一面に見えるー。内風呂はシャワーのみだけどミストサウナがついてる。アメニティグッズがすごい充実していて、女性の分には眉毛とアイメイクのブラシセットまでついてる。2階のベッドルームにも液晶テレビが。のんびり過ごす用に水彩色鉛筆と塗り絵が、お手玉とけん玉が囲炉裏のそばにあった。

部屋はモダン和室一通りいじり倒した後、山へ散策に出かけた。この宿の裏手の山の大部分をこのお宿が所有しているのだ。遊歩道が整備されており、途中途中に枇杷の木やみかんの木が植わっており、なっている実を採って食べてOKとのこと。この時期はみかんしかなっていないけど。ロビーにてみかんを切る用のハサミとカゴを借りる。ロビーに駄菓子がいっぱい置いてあって「好きに持っていってください」とのことだったので、少しお菓子をもらって出発。真冬なので山は彩りもなく寒々しい感じ。しかも結構坂がきつい。ヒィヒィいいながら登っていき、たどり着いた頂上からは駿河湾が一望。キレー・・・とベンチに座ってしばしボーッとする。頂上にはみかんの木がいっぱい!しかし手が届く範囲はもうすでに採られていて、なかなか食べられそうに綺麗なのが見つからない。幹をがっしりつかんで必死に手を伸ばして採ったみかんを食べてみた。酸っぱい!(笑)けど楽しいからいいや。

土肥の夕日部屋に戻り、部屋の露天風呂に入ってみる。ぐあぁぁぁぁ気持ちよすぎるぅーー。お湯の温度も問題なく、しかも海に沈む夕日を見ながら。今回、「無料エステ付きプラン」というので予約していたのでリフレクソロジーを頼んでおいていた。2階のベッドルームにてやってくれるということで、作務衣に着替え、エステの人が来るまでゴロゴロする。部屋にお姉さん二人がいらして手早く道具を並べた後。ベッドの横にCDプレーヤとヨーヨー・マのCDがおいてあったので、ヨーヨー・マを聴きながら二人ともドデーンと寝て、足裏とふくらはぎをモミモミしてもらう。寝そうになる。あっという間に30分経って、ササーッと道具を片付けてお姉さんたちは帰っていった。
夕飯はチェックイン時に利用した食事処にて、食前酒にりんご酒、前菜、お造り、囲炉裏を使ってするめいかの肝鍋、鰆の西京焼き、箸休め大葉のシャーベット、蒸し物、酢の物、土鍋いっぱいの鯛めし、雑煮椀、デザートに苺のババロア。腹いっぱい。鯛めしは残ったのをおにぎりにして後で部屋にもって来てくれた。

部屋の露天風呂部屋の露天風呂と別に貸切露天風呂が二つあり、チェックイン時に予約してあったのでまたお風呂に入りにいく。部屋のよりも広いけどちょっと熱くて長くは入ってられなかった。お風呂より楽しみだったのが、貸切露天風呂の脱衣所に置いてある、牛乳とコーヒー牛乳の飲み放題。牛乳とコーヒー牛乳が飲み放題ですよ!牛乳と!コーヒー牛乳が!!(周りの人にこの驚愕の事実を言ってもみんな「へー」としか言ってくれずショックを受けた)牛乳を1本その場でクーッと飲み、もう1本はお部屋に持って帰った。夕飯時にロビーにDVDが色々並べてあって「好きなの持っていっていいよ」とのことだったので、Mr.インクレディブルを借りてきた。ベッドルームの和室でクッション使いまくってごろ寝しながら鑑賞。その後また部屋の露天風呂に入ったりして、ゆったり夜は更けていった。

牛乳が!飲み放題!!朱色の器が並んだ朝食では3種類の干物から好きなのを選んで焼いてもらった。ぼけーっと朝ごはんを食べ、部屋に戻りチェックアウトまで朝日の中お風呂につかったり。名残惜しいけれども、食事処にてまたコーヒーとおやつを出してもらい、チェックアウト。いやーこれははまりますね。癒しの休日。これで一人35500円でした。休前日だと一人40000円です。4ヶ月前に予約したときから500円玉貯金を始めて、6万円程たまっていたので懐はあまり痛くありませんでした。たまーーーにはこういうお休み、いいもんです。おわり。

無雙庵 枇杷
http://www.izu-biwa.jp/