2004フランスの旅 2日目(2004年11月13日)その1

ちょっと顔恐い7時起床。昨日夕食を食べたレストランで朝食。パンとコーヒーしかないと思っていたらハムもチーズもフルーツもヨーグルトもあった。パンがうまい。9時にホテル出発。パリ近郊のゴッホが死ぬ前2ヶ月間を過ごしたオーベール・シュル・オワーズへ向かう。今日からパリに戻ってくるまで、添乗員のノブチさんの他に観光ガイドのマツシタさんが同行。バスからの景色は穏やか。日本の田舎は家が一軒ずつ点々と離れて建っていることが多いけどフランスの田舎は家は一箇所に集まっている。集落というか小さな町を過ぎると誰もいない広野が広がりしばらく行くとまた集落、と言う感じ。オーベール・シュル・オワーズは静かな小さな村だった。ゴッホは精神病の静養の為にこの地を訪れ、ピストル自殺するまでの2ヶ月間に70枚(数あやふや)もの油絵を残したそう。村には絵のモデルになった教会や景色の近くにゴッホの絵が掲げられていた。


素敵な庭園ここで耳太郎大活躍なのです。ガイドのマツシタさんが話す内容が無線でイヤホンから聞こえてくるので、ガイドの近くにいなくても説明が聞こえるのだー。なので写真も好き勝手な方向に向かって撮れた。耳太郎便利!ゴッホのお墓の横には弟テオのお墓が仲良く並んで蔦に包まれていた。フランスではお墓参りの時に持っていく花は鉢植えなのだそう。丘の上の広いオーベール・シュル・オワーズの墓地は色鮮やかな花がたくさん咲いていてとても綺麗だった。オーベール・シュル・オワーズのメインストリート沿いにゴッホの銅像がある素敵な庭園があった。この時期フランスは紅葉がすばらしかった。紅葉といっても赤い葉はあまりなく黄色だね。この庭園でしばらく休憩時間があったので、栗の木から落ちた栗を探したりベンチに座ってのんびりしたりした。さて、続いてここからルーアンへ向かう。バスの中で爆睡。

とんがりまくりゴシック建築約2時間後、ノルマンディー地方の大都市ルーアンに到着。さささささむい。セーター着てコートも着てるけど足から冷える。まずはお昼。クロックムッシュとサラダ、フライドポテト、チョコソースとアイスクリームのクレープ。飲み物はなおちんと共にシードルを頼んだ。クロックムッシュおいしい。サラダはコーンと大盛りのニンジンとネセロリ。昨日の夕飯も大量のニンジンのソテーが出た。フランスはニンジンをよく食べるのか。ネセロリというのはなんか変な味で嫌いだ。これ以降もネセロリは何度か食事に出てきて苦しめられる。食事後、ルーアンの中心ノートルダム大聖堂のすぐ横のホテルにチェックインし、身支度を整えた後ルーアンの観光開始。ここでナオチンが耳太郎を部屋に忘れてくる。おおお!耳太郎を忘れてくるなんて!!(大袈裟)適当にマツシタさんが言っていることになおちんに伝えながら街を歩く。

ルーアン焼きは白い陶器ルーアン・ノートルダム大聖堂はゴシック建築によくあるツンツン。掃除されている所は綺麗な白色だけど掃除が済んでいない所は真っ黒に煤けていて中途半端だった。町並みを歩きながらマツシタさんが「ルーアンではルーアン焼きという陶器が有名で綺麗ですよ」と言うので耳太郎をつけていないなおちんに「ルーアン焼きってのがあるんだって」と伝えると「鯛焼きみたいな奴?」と聞いてきたので大ウケする。フランスに鯛焼きや今川焼があるかー!観光中、マツシタさんがちょっと行きたい画廊があるからと10分ほど自由行動になってウロウロしていた所薬局があり、なおちんが顔の保湿クリームを日本から持ってくるのを忘れたから買いたいということで入ってみた。この旅初のお買い物ですよ。アベンヌが置いてあったが全てフランス語で書かれており中身が顔に塗るものなのかハンドクリームなのか分からない。「ハイドロ何たら」と書いてある奴が顔用っぽく思われたので、なおちんが薬局の主人に「フェイスクリーム?」といいながら顔に塗るジェスチャーで質問する。通じたのか分からんがウイというのでなおちん様ご購入。後で確認した所ちゃんと顔用の保湿クリームだったそう。よかったよかった。何とかなるもんだ。


つづく。