2004フランスの旅 3日目(2004年11月14日) その3

先っちょに聖ミカエル修道院への道をざくざく登ると見晴らしのいい場所に出た。うわー!すごーい!周りの沼地を一望できる。雲の隙間から太陽の光が漏れていて神秘的。修道院は古い。13世紀とか14世紀とかに作られたのだそう。ガイドのマツシタさんは歩いていく先にある物全てを説明してくれる。しかしながら耳太郎に雑音がすごく入ってあまり聞き取れない。建物の中はがらんどうでのそのそと歩いているだけなのでちょっと飽きる。修道院の中は結構複雑で、今どのあたりにいるのかわからなくなったりもした。

流し目の聖ミカエル約1時間かけて山を登ってぐるぐる回って下りて来て、見学の順路の一番最後で先っちょにいるのと同じ聖ミカエル像を発見。あらっ。男前だわ。大きな翼が素敵な大天使。暗い中で綺麗に写真を撮ろうと頑張っていたら皆とはぐれてしまってオタオタしてたらなおちんが探しにきてくれた。(ノ´∀`)ノ ワーなおちんー!修道院を出て、お土産屋などがある参道に戻る途中の道でまた見晴らしのすばらしい所があった。空の色に染まった広大な土地。今日はラッキーなことに大潮の日だとマツシタさんが言っていた。今はこの写真のように潮が引いていて地面が見えているけれど、夜になると一気に潮が満ちて入り口の城門まで水が迫ってきて、堤防の上の駐車場以外全て水没してしまうそう。

これぞ空色一通りの観光が済んだので解散。自由行動となる。お土産屋さんを冷やかしに行く。モンサンミシェルの形のプラスチックの置物がどの店にも置いてあって気になる。手乗りうんこみたい。気になって気になって気になったけど買わなかった(笑)。定番のお土産のモンサンミシェルサブレを会社の土産用に二人で購入。缶入りと箱入りがあって、「いいよどうせばらして配るんだし」と安い箱入りを買うが、日本に帰ってからスーツケースの中でサブレが半分ぐらいバキバキに割れてしまって缶入りを買わなかったことを後悔する事になる・・・。城門から外に出て、美しいモンサンミシェルを眺めに行く。






西日に照らされたモンサンミシェル
この旅最高の一枚。
(クリック先は1024*768ピクセルにしてます。壁紙に是非!)

黄昏るhalホテルに入る。泊まった部屋がとっても可愛かった!赤いランプシェードに赤の水玉の枕カバー。しかしトイレの鍵が壊れていてかからない。そして洗面所に置いてあったアメニティグッズはMen's soap、シャワーキャップ、靴磨きスポンジの3つ。変わってる・・・。少し休憩してからなおちんと共に再度城門の外へ。いくら眺めても飽きないのだ。そういえば私ら一緒に映ってる写真一枚も撮ってないよね、という話になり、なおちんのカメラに私が持ってきたミニ三脚を取り付け、丁度よく台になったゴミ箱の上に載せてセルフタイマーをセットした。二人並んでシャッターが下りるのを待っていた時に風でなおちんのカメラが地面に落下!その後なおちんカメラはどこをいじってもうんともすんとも言わず。レンズもフラッシュもパカッと開いたまま。瞳孔開いてるの確認して「ご臨終です・・・」と医者が言う場面が頭に浮かんだ。ワーごめんなさいーゴミ箱の上になんて置くんじゃなかったー・゜・..(ノД`)..・゜・すぐさま私が持ってきていた銀塩カメラをなおちん様に献上する。中のフィルム、カメラ屋さんで救助してもらえたらいいね。。。(後日無事救助出来ました)


時間と共に様子の変わるモンサンミシェルホテルに戻り夕食。昼間にガンガンうるさく卵を泡立てていたラ・メール・プーラールにて。昼に隣の席だったダンディおじさまの夫婦とまた同じテーブルになり、和気藹々と食事。フォアグラのサラダとサーモン・タラのソテー、チーズパイ、アイスクリーム。飲み物はフランスビールを頼んでみた。アイスクリームのつけ合わせにホオズキらしきものがあり、「え、ホオズキって食べれんの?」と思いつつ恐る恐る食べてみる。おいしいおいしい。観賞用のホオズキと種類は違うのかもしれんけど新たなはっけーん。

闇に浮かび上がるモンサンミシェル食事後、「城門まで行ってごらんなさい」とのガイドさんの言葉に従い、行ってみると、えーーー!!城門のところまでめっちゃ水来てるー!さっきまでそこにあった駐車場がいきなり海!!すげーー!!キャッキャ言いながら別の出口に向かい、堤防(ここは水に浸からない)の上に出てまたモンサンミシェルを眺める。あぁここに泊まるツアーにしてよかった。綺麗。ほんとに綺麗。ここに来ることが出来て幸せです。

4日目へつづく。